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アダラートの服用と高血圧の合併症は耳の奥でも起こる

2019年11月16日

アダラートはCaブロッカーの1つで高血圧症の治療に使用され代表的な薬の1つです。
アダラート、アムロジンなどのCaブロッカーはL型Caチャネルの働きを阻害することによって、カルシウムイオンの血管平滑筋内への流入を阻止し、血管を拡張させ、血圧を低下させます。
アダラートは現在1日1回で効果が24時間持続する徐放性製剤のアダラートCR錠が最も普及しており、飲みやすい製剤となっています。

高血圧を放置すると、動脈硬化を引き起こします。
動脈硬化は、何らかの原因で動脈壁が固くなって、柔軟性のないものに変わってしまった状態をいいます。
こうなると血管壁がもろくなってしまい、傷が入った部分にコレステロールなどが沈着し、血栓塞栓症の原因となったり、もろくなった血管が破れて出血したりすることがあります。
またあらゆる組織の末梢血管が狭窄し、場合によっては閉塞して、血液が供給できず、その組織の機能不全を起こし、様々な合併症を引き起こします。
その合併症は耳の奥にも起こります。
耳の奥の血管が動脈硬化を受けた場合、その血管に隣接する内耳神経に影響を与えます。
その内耳神経の機能障害によって、耳鳴、難聴、めまいなどが起こることがあります。
ですから高血圧の持病がある方が、そのような耳の症状が出た場合には、高血圧による耳の奥の動脈硬化の合併症として起こっている可能性もあるので、もし耳鼻咽喉科などを受診する場合はそのことも含めて相談するのがいいでしょう。

このような動脈硬化予防にアダラートは有効です。
ただし治癒することはなくあくまでも予防なので、早めから血圧のコントロールをすることが求められます。
また糖尿病、脂質異常症も動脈硬化を誘発するので、その治療も積極的に行いましょう。